宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』特設サイト | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
2024年 本屋大賞受賞作
2作ともとても楽しかった~ハマりました。成瀬と成瀬周辺のひとたちに!
「成瀬は天下を取りに行く」、を軽い気持ちで聞き、ずっとこちらに記録しそびれていたら続編の、「成瀬は信じた道をゆく」、も配信が始まり聞いた。
(なお朗読を聞いているため、人名、地名などの表記が不明なものはカタカナで書くことがあります。検索などして書くこともあります。。)
先月だったか、大竹まこと氏がラジオでこの作品のことを話しておられた。メモも取らなかったのであやふやだが、
『この作品はすでに読んでいるが、オーディブルにもあると知り聞いてみた。
しかし本で読んだ時に自分の脳内で登場人物の声で再生済みなので、人の朗読では違和感がある。
大好きな漫画(タイトル聞いたが失念)がアニメになった時にも、同じように、この声じゃない!笑、と違和感を持った』そうで。
あーそれは思い入れのある作品ならそういうことになるかも。つらー。
私はそこは問題なく聞けた。関西弁については気になるアクセントが無くもなかったが、関西と言っても地区や人によって違うだろうし、特に引っかからず。
続編ともに成瀬の動じなさがすごい。
同じマンションで生まれ育った成瀬あかりと島崎みゆき。
幼稚園ではなんでもできる成瀬はすご〜い!とみんなにもてはやされていたが、小学生で学年が進むと成瀬の独特さ加減に周りが引いている感じ、小学生女子の空気を読む感じ(いじめ寸前、というかほぼいじめ)などの描写がきめ細かい。
後にゼゼカラ!でコンビを組みM1グランプリに出場するなど公私共に仲良しの島崎でさえ、「成瀬さんって変わってるよね」的なことを言う女子に話を合わせてしまうに等しいようなこともあるなど(言い回し、、)。
文化祭やM1での漫才が、うまくできていてすごい!
お笑いはあまりわからないけど、作者はかなりお笑い好きらしい。
西武大津店の閉店前からはじまり、成瀬とはまったく接点のなさそうな人々がゆる~く関わりながらそれぞれのドラマが展開し、楽しめました!続編読みたい。