沢村貞子のせなか~暮しの手帖

 

「没後30年 沢村貞子のせなか」という文字にひかれて。。。

黒柳徹子、加賀まりこ、平松洋子の3名の寄稿が載っている。

特に加賀まりこさんが印象に残る。18才の頃のエピソードで、休み時間にお弁当を食べていた沢村さんが「あなたも食べる?」と誘ってくれた時に「ええ、物によっては」なんて答えたとか!でもその煮物がおいしくて「はじめてこういうの、おいしいと思いました」て言ったら「そうかい」と喜んでくださって。と。。。

それ以来気にかけてもらっていたそうです。

加賀さんが手元に置いていまも読み返すという2冊を手に入れて読んでみました。

「わたしの献立日記」は読んだことがあったがこの2冊は未読。

とても読みやすく、なんとなくのイメージで思っていたよりも沢村さんを知った気がした。

献立日記のイメージは、とにかく旦那さまファースト。昨日のおかずを翌日も続けて出さない!素材が続くなら調理法は変える。というものでした。

子どものころから沢村貞子と杉村春子の見分けがつかず、なんとなく2人とも祖母に似ていると思っていた。今思うと似ていたような似てなかったような。。面長で小柄で普段着物を着ていたところが重なったのかな。。

「寄り添って老後」の中で、沢村さんが人の名前を覚えられないという話の中で「沢村春子さんですよね」と声をかけられたりもして、自分から名乗るようにしようと気づいたエピソードが。。気づかいの人。

学校の先生をしていた友人が、元教え子に偶然会って「私誰かわかる?」と言われて思い出せないのが一番困ると言ってたな。

 

 

 

人形浄瑠璃 文楽地方公演

「まちの灯」でわーわー言っていたら、

半年前から待っていた「人形浄瑠璃 二〇二六年十月地方公演」の日がついにやってきた!

地方公演ではなく本場の文楽劇場でまず観たい!と、4月に大阪へ「菅原伝授手習鑑」を観に行った私でしたが、三重公演を観劇してみれば、なんら劣ることなく本当に素晴らしかったです。

それは当然ですね。第一線の方々が、1ヶ月に8か所も全国を回られるのです。

横浜、金沢、広島、津、静岡、名古屋、仙台、札幌!

「名舞台をあなたの街へ

来年もおなじみの出しものをとりそろえてあなたの街へお届けします」

とパンフレットの最後に書いてあって感激しました。

「おなじみの出しもの」を「第一線の演者」で!ですね。

 

さて4月は予習に予習を重ねて行ったのに、今回はぶっつけ本番。。ナンデ?

しかし、今回の公演前には大阪ではなかった「前説」が!

太夫の豊竹亘太夫さんがわりと細かく「摂州合邦辻」のあらすじ解説。助かりました。

 

そうそう、大阪との違いは、字幕が舞台上に横書きで出るのではなく、舞台に向かって左側に縦書きで出たこと。その装置はその名も「Gマーク」ということをジーマークが自分で字幕で言ってましたw

パンフレットの値段も「1,000円です」みたいにGマークが宣伝してました。買いました。

 

そして、わたくし的に内心狂喜乱舞したのが、「まちの灯」のときにわーきゃー言っていたお方が出演されていた(チェックしとけよ!という話ですが。なぜか雲の上の人というか大阪でしか会えないと思っていたらしい←自分)。

まずは三味線の「鶴澤友之助さま」w

プログラムでいきなり登場されることを知り、私が緊張しましたw

パンフレットを拝見すると、友之助さんはもしかして(40才代というのに)一番の若手!?たぶん慣れない地方公演に、友之助さんも緊張されたのでは?と勝手に親心みたいに思っていました。見事な演奏お疲れさまでした。

また、「まちの灯」で友之助さんと組んでおられた太夫「豊竹若太夫さん」も、チャップリンの人形さんの「桐竹勘十郎さん」も拝見できたというこの奇跡。

 

このあとの演目「五条橋」は短くて華やかでにぎやか!

太夫、三味線それぞれ3名ずつ?揃っての演奏で大迫力。

前説の亘太夫さんも元気に声を張っておられましたよ。この演目は声を張る場面がとても多かったです。

牛若丸の衣装はあでやか!弁慶は大きい!!

立ち回りでは大勢の人形さんが牛若丸、弁慶とともに舞台狭しとグルグルチャンチャンバラバラ!

いわずと知れた大団円!めでたしめでたしですね。

 

 

「昼の部」だけの観劇でした。

ロビーで撮ったお人形さんの写真を貼ってみましたが、大きい!

ツーショットなど撮影希望者は並んで順番に自分のスマホを渡して撮ってもらいます。

そのすきまにお人形さんだけになった瞬間をパチリ盗撮。。

大きさよくわからないのでこのままで失礼します。

 

演者、スタッフの皆様、月末までお身体に気を付けて!

 

www.center-mie.or.jp

 

 

 

文楽「まちの灯」TV鑑賞その後「芸能きわみ堂」

artexhibition.jp

www.ntj.jac.go.jp

前回、文楽「まちの灯」TV鑑賞その後。。。

この舞台裏ドキュメント番組がDVDデッキ(HDD)に録画されていました!

Eテレの芸能きわみ堂9月18日(金)9:00pm

毎週予約の中にあってしばらく気づかず恥ずかしい限り。。

9/27舞台版放送の導入部分でちょっと出ていたインタビューはこのドキュメント番組の一部、のようなものでした。

あと文楽初心者のため、呼び方などが我流で間違っていたらすみませんです。

舞台初日一か月くらい前から始まりました。脚本演出の大野さんが国立文楽劇場に入り、太夫さん、三味線さん、人形遣いさんたちと顔合わせ?

太夫さんと三味線さんがセッションしながら速さなどを合わせていくシーン。

続いて国立文楽劇場のロビーで!人形遣いさんが集ってお稽古してます。

太夫さんと三味線さんが吹き込んだ音源に合わせて、人形遣いさんが人形を遣わずに動きを確認するなど。。。パート練習が進んでくると、脚本家さんと台詞についてなどの意見を出し合うのもすてき。

お稽古場もあるのでしょうが、パート練習から合同練習になってくるにしたがってスペースが必要になってくるのかなあ、それにしてもロビーなんだ。舞台は装置の設置してるのかな。

そして実際の舞台で全員そろって演じるのは前日のゲネプロではじめてである!ということなんですよね?そのことにさらにおどろき!

そして初日を終えての超ベテラン太夫さん豊竹若太夫さんのコメントが。。

「涙をこらえながら演じるところもあった。お客さんから感動をもらった(意訳)」にほんとにぐっときました。

ネット記事でもチャップリンの息子さんが初日を見て大変喜んでいたと読んだけど、実際その映像もありました。

また私がカッコええ〜となったのが三味線にして作曲に抜擢された鶴沢友之助さん。79歳の太夫さん豊竹さんとも対等です、というナレーションもありました。コメントがいい!

「太夫、三味線、人形は独立。連携しようとはしていない。

合わせようとすると芸が小さくなるし、合わせなければバラバラになる。

それぞれが投げた160キロの球をお客さんがバシっと受け止めてくれる瞬間がある」

 

ついついいっぱい書いてしまいました。。

 

(余談です)

貼り付けるのに見やすそうなリンク先をさがして「美術展ナビ」さんと「国立文楽劇場」のところを見つけて貼りました。

NHKの番組リンクが見つけにくくて。。

 

まちの灯

artexhibition.jp

 

natalie.mu

まだしばらくNHKoneで配信あります!

なんとびっくり!チャップリンのあの名作が文楽に!?

「まちの灯(まちのひ)」すばらしかった~

お人形さんがチャップリンにそっくり!!

こまかい話は忘れていますが、映画ではボクシングだったところが相撲になっていたり、そのシーンもクスっと笑わせられたり、楽しかった。

番組冒頭で、演者のインタビューもあって、興味深かったのは作曲担当の鶴澤友之助さん(三味線の若い方とおもっていたが、再度見直したら作曲担当の方でした~)。

もとは西洋音楽を学ばれたということで

「ギターなどをやっていたのでそのテクニックを取り入れる奏法を開発した」というようなことを言っておられて、ミュートやハーモニクスなど。とても自然になじんでいたのでそのエピソード聞けて良かったです。

 

文楽ファンのかたにもチャップリン映画ファンのかたにも両方楽しんでもらえるようにと。まさにその通りになったと思います。

 

 

銀河の一票

www.ktv.jp

(今年7月に下書きに入れていた記事です。特に編集せずそのままアップです)

 

久しぶりに予約録画しながらリアタイ視聴し、さらに録画で再視聴したドラマ!

一言一句目が離せない。

ドラマの考察記事などあれば読んでみたいな、などと思っている。

どこで聞いたか忘れてしまいましたが、ラジオでも絶賛されていて

「脇を固めるキャストも豪華で、それぞれの登場人物のスピンオフドラマも見たい」というコメントに共感しました。

 

黒木華、野呂佳代のすばらしさはもちろんですが、黒木華の父親「星野鷹臣」(坂東弥十郎)とその再婚相手「星野桃花」(小雪)の関係がなんだかよかったな。

 

 

政略結婚的であるのに、ちゃんとつながっててラストはめでたしめでたし感すらあったというか。

 

 

 

今期のドラマ「大空港~gate24~」「Tシャツが乾くまで」「ひまわり(BS朝ドラ再放送)」

●大空港~gate24~

www.tv-asahi.co.jp

ほぼ眞栄田郷敦(まえだごうどん)目当てで第一回を見てみたらええ感じ。最後まで見ました。空港の各部署から担当を集めてできた「GATE24」、入国手続きが一か所で済むという旅客のために作られたという部署(でいいのかな?)

最初は、入管職員の眞栄田郷敦くんと税関職員の板垣李光人くんがお互いになにか聞かれても「守秘義務がありますから」みたいに張り合っていたけど。

ほぼドラマの舞台は入管審査のところとそのバックヤード。

外国人の入国の際など郷敦くんもペラペラの英語で話して日本語字幕が出ていたけど、自然に日本語吹き替えに変わり、なるほど!わかりやすい!この処理がうまい!

主演の趣里ちゃん(税関職員)の観察力がすごくて、すんなり税関突破しそうなところ何か違和感を覚えて「あのお~」と声をかけ、なにかというと「なんと!」と言う。というワンパターンなんだけどそれがよかった!人の心情をくむのは苦手なのに、記憶力や観察力がハンパない。他の職員もだんだんチームワークができていく。

おおきなトラブルになると出てくる上司の柳葉敏郎が言葉少なにみんなをまとめていて見事。言葉少ないのにw。

さらに上の松雪泰子がこれまた「GATE24など飛ばされた人の寄せ集め」的な陰口の盾になってる。

いつも登場する警部、吹越満もだんだんなじんでた。。

悪いのはたぶんコイツ!?などと見ていて全然ちがったり、でも安心してみてたドラマでした。

 

●Tかわ

www.tbs.co.jp

考察などせず見てました~

 

●ひまわり(朝ドラ再放送)

www2.nhk.or.jp

BSで朝7:15からの再放送。途中から時々みていたら面白くなって予約録画してみています。豪華キャスト。脚本もしっかりしていて見応えありあり。

ただし、すばらしいキャストあってこそ。なかなか荒唐無稽な設定です。

司法修習生ののぞみ(松嶋菜々子)と異母弟達也(遠藤雅、この人がとてもいい!)。

祖母藤村志保と母夏木マリと4人で暮らす。役名でなく役者さんの名前で書きます。

のぞみの母親が夏木マリ。達也の母親が風吹ジュン。

父親の寺泉憲は夏木マリと離婚して現在一人暮らし。

繰り返しになりますが寺泉憲の母親の藤村志保は、夏木マリ、松嶋菜々子、遠藤雅と同居。。孫たちの父親は自分の息子なのだが、、、複雑すぎる。

寺泉憲の友人奥田英二は夏木マリの友人風吹ジュンと婚約していたが、風吹ジュンが寺泉憲の子(達也)を妊娠して婚約破棄?夏木マリが達也をひき取り育ててる。(これ文章だけで伝えられる気がしない)

奥田英二と夏木マリは当時からひかれあっていた?そしてついにお互いの気持ちを確かめ合ったけど。。どうなるのでしょう?

放映当時もみていたのに全然覚えていなくて、ハラハラしております。

祖母姫、ロンドンへ行く!ありふれた家を建てる

 

 

また!鈴木保奈美さんの番組より。。4月16日放送

www.bs-tvtokyo.co.jp

(ドラマの感想なども書きたいのでいったんここで止める予定笑)
なんと、保奈美さんの2025年ベスト本だと!
そしてこの本の作家、椹野道流(ふしのみちる)さんがゲストに登場(まったく存じ上げませんでした)
保奈美さんがインスタで絶賛したことが、ファンから椹野さんに伝わり今日に至る。みたいな経緯だそうで。(しかし出版たちまち重版だったそうで、たぶん書店では平積みされていたのだとおもいますが気づきませんでした)
 
椹野さんがお若い時に母方の祖母と二人でロンドンへ行った時の旅行記、なのですが、ほぼメモもなしで、たぶん30年くらい前のできごとをこんなに詳細に書かれるとは。セリフや心情までお見事としかいえません。
椹野さんがイギリスへ留学経験がおありで、通訳兼添乗員のように付き添ったということで、ふーんそれならまあ楽勝では?とお思いでしょうが。。若い彼女にとってはとんでもなく大変だったのでございます。
「祖母姫」!ですから!
祖母の「ロンドンへいちどお姫様のような旅をしてみたい」との発言から始まったこの旅。
寸暇を惜しんで観光したいお年頃で、さらに寝る時間を割いて留学時代の友人との再会も目的である孫娘と、毎日ホテルに戻って一時間ほどお昼寝が必要な体調が万全ではない80代の祖母「姫」。日本を出国する前から空港のラウンジでお昼寝するほど体力のない祖母との二人三脚(になることに空港で気づく)。しかも自分の興味をひくものを見つけるとサッと行動する祖母との。。2歳児や!
 
ですが、飛行機の中でCAさんに過ごし方のアドバイスを受けたのがまずグッジョブ。
滞在したホテルのスタッフとの連携(連帯感?)、交流もパーフェクトすぎる。
そして、というかしかし、旅の間「お世話をしてあげている」と思っていた祖母に、孫娘はしっかり観察されすべてを見抜かれていたことに旅の終わりに気づく。その部分は保奈美さんの番組でもしっかり紹介されていたのですが、ぜひ読んでいただきたいです。
保奈美さんご自身がお母様とお嬢様との三世代で海外旅行する前というタイムリーな時期に読んだということもあるとおもいますが、それがもし無くても「ベスト本!」というのもわかる気がしました。
わたしも全く同じ日程でロンドンへ行ってみたいほどです。
いや、80代ではなく、もっと早めに行きたいかな。
 

 

番組の中で紹介されていた、椹野さんの最新刊。これがまためちゃくちゃ面白かった!

40歳を目前に、自分で家を建てた時のおはなし。

これも、記憶で書いたというのですから。

両親と暮らす家から見えるほど近い土地を買い、ハウスメーカーで家を建てる。

これを時系列に沿って淡々と?

時々そのご両親が登場しますが、あの祖母にしてこの母あり。

みたいなところも楽しめます。

ドラマか!というくらい面白いキャラクター満載で。

ほんまにこんなポンコツの営業や設計士いるの?みたいなトラブルも勃発し、いちおう「一生忘れへんからな!」というくらい怒ったりするのに、なんだかんだで家が出来上がっていく。棟梁やすてきな職人さんも出てきます。

家を建てたくなるかも笑。

いやほんと、初めての作家さん。2冊続けておもしろかったです。