- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2006/03/15
- メディア: 単行本
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なぜ「ガラスの仮面」を読もうとしたか、
http://d.hatena.ne.jp/yukkeko/20080827
それは!何を隠そう(隠してないけど忘れていただけ)「チョコレートコスモス」を読むためだったのでは>自分よ。
恩田陸さんのこの作品を読んだ人から「ガラスの仮面をモチーフにしている」ということをきき、それなら前から気になっていたガラカメを先に読みたい、と思ったのでした。
ガラスの仮面と格闘しているうちにすっかり忘れておりました。
ガラスの仮面の方は文庫で23巻(単行本の42巻まで収録、とおもう)までよみ、最近出た43巻も読んだところです。
さて、この「チョコレートコスモス」は、読み始め、確かにガラカメの主人公らしき子が出てくるのですがそれで一体これからどうなるの?と思いつつのんびりゆっくり読み進みました。
途中からコミックとはまた違う複雑で緻密でありながらテンポの良い展開となりぐいぐいと読み進み、最後は読み終わりたくない。。という感じでした。
ガラカメの「文庫一冊まるごと演劇一作品」(←てことは連載中は何か月も!)みたいに超スロー?だったりするのとはしっかり別物になっていましたね。
しかしガラカメがなくては書き得なかったと思うし恐るべしガラカメ。
あと「欲望という名の電車」この映画を見てあってよかったです。
救いのないような、陰気な映画かもしれませんが、小説の中で掘り下げて取り上げられると脳裏に場面が蘇るというか。
美しいものばかりみる(見せる)ことはある意味薄っぺらいのかなあと。