- 作者: 三谷幸喜
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 単行本
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イノシシにまでモノローグを語らせるとは。
大河ドラマ「江」を見ていたので余計解りやすかった。
お市の方は鈴木保奈美をついつい思い浮かべながら読んでしまったが、本当にあんな人だったのだろうか。
これを執筆中の三谷さんのエッセイをどこかで読んだ気がするがいつ書いていたのかな。
前田玄以は三谷幸喜氏自身に思えてならなかった。
「殿」「ちちうえさま」「三法師さらば」の展開とか。。言い回しのくどさ(笑)
会議の根回しとか、損得勘定でしか動かないヤツとか、すぐに賛成するとあとあとまでつけあがるから勿体つける、じらすとか、なかなか返事をせずに相手を焦らし怒らせる作戦、とか。
心理描写の細かさを楽しく読めた。
それにしても誰もがみんな自分の手柄をどんな細かいことでも自慢したい(というより認めて欲しい、気づいて欲しい)ものなんだなあというのがよくよくわかった気がします。
自分がこんな会議に巻き込まれたらイヤだけど、人の心理戦というものを好きなのかな??野次馬か?