だいたい四国八十八ヶ所

だいたい四国八十八ヶ所

だいたい四国八十八ヶ所

最初から笑い通し。このニンゲン臭さは何だ。てっきり女性と思って読みはじめたら男性だし、負けず嫌いだし、面倒くさがりだし、ちょっとした事で「やーめた」となる性格だし​(以前のエピソード秩父三十四観音めぐり)、朱印をもらい忘れたときの逡巡のようすなど、声に出して読みたくなる文章満載。ただし家族には耳を塞がれます。口を塞がれないだけよしとするか。
お友達の読んだ本タイトルリストの中でこれがピカイチ「ビビっ(^^)」と来たが、第一印象と違わず、いやそれ以上に読めば読むほど面白い。
この著者の、先に書いた「面倒くさがり」をはるかに凌駕する「生真面目さ(?)」に感動を覚えたりするかもしれませんよ。
「アノ人いい人だけどちょっとここがダメよね」よりも
「アノ人ダメと思っていたけど意外といい人ね」って思われた方が絶対いいな、ということもよくわかった、、ってそんな本ではありませぬ。