なずな

なずな

なずな

読み終えてまた最初からはじめよか。。

結構分厚い(437ページ)本だ。一瞬ひきそうになる。が、1ページ目からグッと吸い込まれる。とにかく先を急いで、少々ややこしい話も字面をただ上滑りしているような気がしつつ進める。でもやっぱり数ページ戻ってみたり。
意外と早く半分を過ぎ、あと少し、になってからは終わりたくなくて途中で本を閉じてみる。

独身のアラフォー男性(菱山)が、弟夫妻の娘「なずな」ちゃん(生後2ヶ月くらい)を預かってアパートで一人で育てる。というありえなさそうな話。
事情は追々わかってくるのだが。。
話はこの菱山さんが、寝不足から火にかけたやかんを空焚きしてしまってボヤ騒ぎを起こすところから始まり、いきなりドッキリ。

この菱山さんのなずなへの深い深〜〜い愛情。ご近所との関わり。
なずな中心で暮らすことによって見えてくる社会。
育児中のママさんへのエールにもなるのでは?
男性の目線での育児は、新鮮でもあった。

もういちど最初からパラパラめくり、「!」と思った文章を書き留めておこう。
<メモ>
・三味線のバチみたいな手足がぴょこぴょこ飛び出ている
・友人を語らって短期集中コースで運転免許を取得