円卓

円卓

西加奈子の何というか。。
つかみどころのなさ…意表の突きかた…なんといったら良いのか。
でも誰しもが小学生の頃、眼帯をしている子、吃音気味の子、とにかく自分と違う境遇をちょっぴり羨ましく思った経験があるのでは。
例えば私なら、、弟しかいなかったから、お兄ちゃんやお姉ちゃん、妹がいる子や、双子の子、双子の兄弟がいる子。。親の職業についても、などなど。

そんなほぼ小学生の中学年あたりでなくなってしまうような感覚を、こんな小説に仕立て上げるなんて。
吃音のぽっさん最高にいい！それに、読んでいるとうっかり忘れてしまっていて、文章を読みながら「えっそうだっけ？」と認識を新たにしなければならないのが。。。主人公の「こっこ」はクラスで１〜２位を争う美人であると言うこと。三つ子の姉たち（全員美人）がいることで「あの三つ子の妹」って呼ばれることがイヤなのである！それだけでもすでに他の女子からは羨ましがられてしかるべき境遇だと思えるんだけど。
うっかりしていると「ちびまるこちゃん」か「わかめちゃん」みたいな（って失礼だけど）クラスで特に目立たないような女の子を思い浮かべてしまう。

みたり見なくなったり、、になってしまったＮＨＫ週間ブックレビュー。曜日や時間が変わったのでわけわからなくなってしまって。元々児玉さんご出演じゃない日だとそれだけでテンション下がってたけど。今回たまたま再放送分で見た。
みなさんが「円卓」を絶賛しているのが面白かった。ぽっさん人気！
週間ブックレビュー５／１４放送分
http://www.nhk.or.jp/book/review/20110514.html

そして児玉清さん追悼番組も見ました。ああもっと見たかった。
http://www.nhk.or.jp/book/review/20110528.html