レモンさんのPTA爆談

レモンさんのPTA爆談

レモンさんのPTA爆談

山本シュウさんのことは、たまたま何かの流れで点きっぱなしのTV番組(節電に反しているが)がきっかけ。(内容は↓の「きらっといきる」に)
この番組のMCの1人がシュウさんだった。
電動車椅子(?)に座った若い女性と身体障害があるらしいパパさんとサングラスかけた中年男性。息のあったトーク。このサングラスした見たことない中年男性は誰?となぜか興味を持ってしまう私であった。

「ラジオDJにして、こどもの小学校で4年だか5年PTA会長を務めたという。しかもレモンの被り物をして」?どゆこと?
全然わからないけど本も出しているらしい。読んでみるべ。と読んでみたらこれがまたおもしろい!

どうせやるなら楽しもうぜ。なのだけどそれだけじゃない。
こどもの主張に対してはとことんつきあう。この根気。
「これは規則で禁止されているからダメです」と学校から言われたことについて我が子に向かって「規則に違反している。さらに言えばあの先生は前から信頼している先生である。その先生がそう言われることであるからしてやめなさい」とこういう論法で圧力をかけるようなやり方はしない。
はっきり言って圧力で止めさせたら楽なんである。そこを、先生にも直談判し解決した話。
これはモンスターペアレントと評される向きもあるかもしれないけど、ちょっと違う。

先生もそれなりに覚悟を持って生徒と接して下さいということ。そして、今先生方がどれほど大変な立場にあるかということにもふれ、先生方をサポートしようと提案している。この暑苦しいほどの情熱にあふれたレモンさん。名前だけはサワヤカだなあ。

なかなかこの国でこれだけの行動を起こせる人はいないだろうけど、こんな事例もありましたという記録を読むことができてよかった。

途中に差し込まれた「対談」も興味深く、CHARA ミスチルの櫻井さん、トータス松本、、親との関わりから我が子のことまでざっくばらんに話す内容は、聞き上手のシュウさんだからこそ引き出された話ばかりです。一読の価値ある一冊でした。たまたまついていたTVありがとう!(いつものことか)