ばななさんの本は実は全然読んだことがないのです。これからちっくと読ませてもらいたくなりました。。
(以下、3/4追記)
ばななさんと、ばななさんの著書のイタリア語翻訳を数多く手がけるアレちゃんことアレッサンドロさんとの対談。イタリアでなぜこれほどばななさんの本が受け入れられたのかの考察など。
私が読んで興味深かったところを一部分。。
文化的にわからないところにぶつかったときに読者には二つの傾向がある。
A・それを排除して削る
B・わからないところを空白のままにしてそのわからなさを勝手な意味で解釈してそれで面白く読む。
ばななさんの作品を読むイタリア人はBの場合が多いというのがアレちゃんの解釈。それを聞いてばななさんは
「日本でも本当に読み込んで意味もわかって、あらすじも何が言いたいのかも書いた人と同じくらいつかんでいる人って少ないのではないか?それは悲劇ではない。(中略)読んだときにちょっとだけ気持ちが楽になったり(中略)自分が居る空間と別の空間にちょっとでも行ってもらえれば中身を読んでいなくてさえいい。。」と。
- 作者: アレッサンドロ・G.ジェレヴィーニ,よしもとばなな,Alessandro G. Gerevini
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2002/11
- メディア: 新書
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