神様のカルテ

飄々とした文章とあくまでも小説というオブラートに包みながら、地域医療や終末期医療の問題に真摯に取り組んでおられます。
夏目漱石の本を読みすぎたから口調がそんな文語体みたいになるらしい主人公の名前は栗原一止(くりはらいちと)で作者の名前が夏目漱石をもじったような「夏川草介」(なつかわそうすけ)とはこれいかに。主人公が作者ご本人ということなのでしょうか。登場人物が長野県周辺にありそうな土地の名前?になっているのが作り話っぽさを作り出すのに役立っているとおもう。安曇(あずみ)さん。水無榛名(みずなしはるな)さん。東西さん。糖尿病三羽がらすの豊科さん、明科さん、倉科さん(とよしな、あかしな、くらしな)
「細君」にデレデレの様子がなんとも煮ても焼いても食えない、って気がしなくもないが(勝手にやってくれい)

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