- 作者: 桃井和馬
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 新書
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「会社で倒れて病院に運ばれました」と。
小学6年生の一人娘と自分を残して、10日間意識が戻らないままに。。。
世界各国、紛争地域、戦場をも駆け回って写真を撮り続け、人の死を見続けてきた桃井氏だが。。
自分を叱咤激励し続けてくれた、妻にほめてもらいたくて撮り続け書き続けたいたのかもしれない、、その妻が。
神に祈る
「あなたの判断すべてを受け入れさせてください。それを受け入れるだけの力を私に与えてください」と。。(189)
奇跡が起きて意識を戻してくださいとは言いません。
この状況を受け入れることのできる自分になりたい。。ということ。
ここで語られるキリスト教信者とイスラム信者の話は、とても腑に落ちるもので。。世界史をおさらいし、宗教史を勉強したくなります。
お互いに、全く相手を認めない。自分の信じる神こそ唯一の神。
NHK「旅のチカラ」
BSで度々再放送していてチラチラと見ていたが
3度目にやっと通して見る機会があり、この本も読んでみたくなりました。。
http://www.tamapre.jp/momoi/2011/09/01/tabino-chikara-andes.html
柳田邦男氏の「犠牲(サクリファイス)」をちょっと思い出しましたが。
10日くらいこのような時間が与えられると、別れの覚悟ができるのだろうか。
そんな単純なものではない。
犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日 (文春文庫)
- 作者: 柳田邦男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/06/01
- メディア: 文庫
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桃井さんも奥様の死後しばらくは酒浸りの日々が続いたとTV番組の中でナレーションがあった。このような本をまとめるまでに3年ほど(?)かかったとのこと。