まだ生きている

筆者の田中美智子さんは、数年前に84歳でブログデビューしたとか?
共産党の元国会議員で、数年前ご主人を亡くし今は老猫の来太郎(きたろう?)くんと暮らしています。来太郎を残しては死ねない、が口癖。。ブログの十分の一を抜粋して構成してある本書はとても楽しくて次々読み進んでしまいます。
81歳で大腸ガンを患い「余命半年〜一年」と宣告されてから一日一日を大切に生きてこられた美智子さんの日記です。
前半は同じく共産党の元国会議員、松本善明さん(いわさきちひろの夫)との対談という構成になっており、聞き上手の善明さんのお蔭で美智子さんの半生が手に取るようにわかる気がします。
終戦後、結核にかかり片方の肺を取っているし、50歳代?には乳がんにもかかったとか…。
半年後の講演会を頼まれて「そのとき生きていないかもしれないからもっと安全なヒトにお頼みなさいよ」と言ったら相手は「大丈夫です、そのときは盛大に追悼会を開きますから」と返したとか。

もうひとつ面白かったのが、近所の方があれこれ差し入れを持ってきてくれるそうで、そのことをお友達に「あなたはもう神様なんだから、それはお供えだと思って、遠慮無くいただきなさい」というようなことを言われたというエピソード。。

ブログは「自然と猫と私」
http://pub.ne.jp/michiko/

まだ生きている

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