ハリスおばさんパリへ行く

これも久々に読む。というのも、きっかけはデザイナーのサンローラン氏の訃報に接してパーッと蘇った本の記憶。

読んだ時期は忘れたが、(ティーンエイジャーで読んだとはおもふ)
『イギリスに働き者のお手伝いさんがいて、ある時クリスチャンディオールのドレスが欲しくてたまらなくなり、お金を貯めてパリまでドレスを仕立てに行く。お金をはたいて素晴らしいドレスを手に入れる…(以下お口にチャック)…』
というたまらなく楽しいお話しだった。

今あらためて読み返してみるとなんという素晴らしいお話しであるコトよ。
今読むと、おばさん以外の登場人物も全員生き生きと「生きている!」

若い男女の恋愛物語から、パリの公務員の人事異動事情まで! ?
息つく暇もありません。
これら全て、ハリスおばさんの愛すべきキャラクターが引き起こしたと言っても過言ではないというのだからパワフルハリス!!

ところでこの本の作者ポール・ギャリコさんってどっかで聞いた名前だと思ったら
「猫語の教科書」の作者。同姓同名?かとおもったが。いやこの本も非常に個性的で面白かった。
しばらくポールギャリコ氏の追っかけは続きそう。


猫語の教科書についての日記↓
http://d.hatena.ne.jp/yukkeko/20060624