はじめての文学 小川洋子

芥川賞受賞当時「妊娠カレンダー」を読んでアレルギーを起こし封印していた小川さん作品。
博士の愛した数式」「ミーナの行進」でアレルギー克服どころか完全に夢中になって読み、これまでの作品をさかのぼって読みたいと思っていた。
この本なら最適かもしれないと挑戦し、まんまとはまり完治したもよう。。。

小川さんの小説を読むと、ひんやり冷た〜い感触がするのと同時に
丁寧に生活したくなるのが不思議。
お手伝いさんのいる家庭がよく出てくる気がするのだけど、この中の
「キリコさんの失敗」もそうで、キリコさんが黙々と掃除する様子を淡々と描写した簡潔な文章を読んだだけで掃除をしたくなるほど。。
実際、台所のシンクをピカピカに磨きました。

あとは手順を踏んでキチンと料理を作りたくなる。


はじめての文学 小川洋子

はじめての文学 小川洋子