ホームレス中学生

(いつ読んだのか忘れた)
奇特な友人が貸してくれた。ありがとう。センセーショナルに取り上げられている気がするが、至ってマジメな本だった。
中学生にして家族がいきなり解散してしまう話だが、持ち前の明るさ(お笑い体質?)で学校や人前では明るくふるまってしまう。が、一人になると「死にたくなる」。その気持ちが彼の文章を読んで「わかる」とは言えないまでも「そうだったんだ。。」とは思える気がした。病気で死んだ母親の所へ行きたいという気持ちを抑えられない。。
このとき、彼が高校の担任教諭に会えなかったら、思いの丈を受け止めてもらう機会がなかったら、とおもうとゾッとする。

「命を粗末にするな」というが、彼のような境遇にある子にそのような言葉がなんの役に立つのか。
周囲の人達にも恵まれ、そして彼自身の心の持ち方によって、良い方へと流れていったのだ。



[rakuten:book:12101685:detail]