サウンド・オブ・ミュージック

通して見るのは久しぶり。
マリアが子ども達にドレミから教えて7人の子ども達が声を合わせて歌うところから泣けてしまう。子ども達の表情がパッと明るくなるところがたまらん!前にもここで泣けたかな(謎)
どうも毎回感じたことを忘れがちなので書き留めておきたくなりました。

トラップ大佐が結婚を考えているお相手、「男爵夫人」には毎度翻弄されてしまう私です。
なんてヤナ奴!展開を知っているのに腹が立つ。
そして引き際の潔さに感動する。。 自分の美学があるんだなあ。格好良いなあ。
子ども達が夫人を歓迎する場面で。。
子ども達の歌の後、トラップ大佐が「エーデルワイス」をギターで弾き語りするとき、友達のオジサンに(この人がまたヨイ!)
「私のハーモニカを持ってくればよかったわ(持ってくるのを忘れたわ?)」
という所!いじらしいったら!愛おしいほどに。男爵夫人ったら!
マリアの才能と、子ども達の懐きようにちょっと嫉妬したねアンタ!


同じ歌が何度か登場するのだけど、その場面によって歌の持つ意味がまた違い、奥深い。
エーデルワイス
「さようなら、ごきげんよう
「すべての山に登れ」
等々。。
エーデルワイスの場面(これまた2回とも感動的)で子どもがリコーダーを演奏をし始めるのには困った。 しかもキーが違ってるし。ヤメテと言っても吹いていた。

マリアが過ごしていた修道院のシスター達の人間味溢れるふるまいは毎度ニンマリさせられますが、今回は院長先生(でしたっけ?汗)にもあらためて感服しました。

マリアが「トラップ大佐を好きになったかもしれない」と悩んで修道院に戻ってきた時、自分で考えて道を開きなさい、というふうに厳しい言葉で諭してトラップ家へ帰らせる場面。
今までサラ〜っと流して見ていました。。

それと、トラップ大佐のオーストリアを愛する心。このブレのなさにも感動しました。
適当に「ヒトラー」とか言って協調したふりしておく人も多かった中、毅然とした態度が貫かれています。
大佐婦人とマリアを両天秤にかけたような格好だけど、自分の心にも妥協ということをしない、真っ直ぐな人なんだなあ。